RevoNext QT2(RN QT2)のレビュー

RevoNext QT2(RN QT2)のレビュー

 

KZのZS10に続く中華イヤホン、今回はRevoNext QT2(RN QT2)をレビューしたいと思います。

なかなかこれがいい感じでした。

RevoNextとは

公式のHPを見るとロサンゼルスに本社があり、支社や工場が中国にあるような感じ。実態は良くわかりませんが。

安価なBluetoothイヤホンやヘッドホンなどを軸に商品展開しているようです。

http://www.revo-next.com/index.html

ちなみに、AmazonではQT2のメーカー名がYinyooとなっています。YINYOO Revonext QT2という長ったらしい名前で販売されていることもあります。

Yinyooも謎な感じ。ショップ名なのかメーカー名なのか代理店なのかわからないですね。KZなど様々な中華イヤホンを扱っていますし自社ブランドも展開しているようです。

 

RevoNext QT2(RN QT2)

RevoNext QT2(RN QT2)の形は、KZのZS6にそっくりだと話題になっていました。そんなZS6もハイエンドメーカーのCampfire AudioのANDROMEDAのパクりだと散々言われてきていますので、パクりのパクりとか、わりと最悪な感じですが。

Campfire Audio ANDROMEDA

https://www.head-fi.org/threads/knowledge-zenith-kz-impressions-thread.698148/page-1179より引用

 

KZのZS6

https://www.head-fi.org/threads/knowledge-zenith-kz-impressions-thread.698148/page-1671 より引用

 

今回購入した RN QT2

 

まー、丸パクリですね。私は買っちゃってるんでこれ以上は何も言えません。

 

ZS6とQT2は価格も見た目も似ていますが中身は違います。

ZS6はDD×2、BA×2という構成ですが、QT2はDD×2、BA×1という構成なので全く別物です。

 

QT2は、超低音域を担当するDDと低音域を担当するDD、そして高音域を担当するBAで構成されているようです。

 

商品パッケージはこんな感じ。まあ、特に言うこともないですが、KZのパッケージと雰囲気だいぶ似ています。

 

開けるとこんな感じ。イヤホン、イヤーピース、ケーブル。必要最低限です。

撮影し忘れましたが、パッケージの裏面に、 Made in Chinaの下にDesigned USAと書いてありました。。。泊がついたようでぜんぜんついてない。。。むしろダメな気が。。。

 

グレーと黒の2色展開です。フルメタルで黒だとちょっと威圧感が強いかなあ。と思いグレーにしてみました。

写真の付属のイヤーピースはペラくてやや硬めでそんなに良いものじゃなさそうな感じ。とりあえず、Finalのイヤーピースに取り替えてみました。

 

ケーブルははめ込み型の2pin仕様です。ピンを刺す時に結構硬めなので折らないように慎重にやりました。リケーブル対応。

 

ケーブルはクセがそこそこ強いふにゃふにゃのタイプ。ツルツルしています。頼りなく感じる人が多くいそうですが、個人的には耳と擦れても痛くならないので嫌いじゃないです。

 

装着感

オールメタルハウジングですが、そんなに大きくなく見た目ほど重くないのでそこまで悪い感じはしません。ZS10とかは大きすぎて安定感があまりなかったですが、こちらは安定しています。

 

遮音性・音漏れ

遮音性はそこそこ。過度の期待は禁物です。見ての通りベント(空気を通す穴)が盛大に空いているので、音漏れもなかなかありそうです。満員電車の中で大音量とかはちょっと厳しいかなあ。という感じ。個人的には、普通にポータブルで使っちゃうかなと思います。

 

リケーブル

ZS6用のケーブルなら使えると口コミを見ましたが、手持ちのZS6などに対応とセラーが書いているNICEHCK 8芯 銀メッキ高純度銅 イヤホンケーブルではスカスカでハマりませんでした。

上の写真のYinyooの0.78mmの2pinケーブルならしっかり装着でき、簡単には抜けない感じ。見た目もタフな感じになってなかなか良い感じです。

音の変化としては、大きな変化という感じではないですが、高音のレスポンスが良くなり、低音が更に締まったように思います。

元々の音でも低音には全く不満はありませんでしたが、高音がもう少し出てくると更に気持ち良いのになと思っていたので、微妙な変化ですが良かったです。

 

音質

今回もTOPPING DX7sObjective2に繋げて聴いてみました。音源はTIDALのハイレゾです。アンバランス接続です。

エージングもそこそこに、一聴してこれは良いなと思いました。

ZS10はハイブリッドイヤホンにありがちな繋がりの悪さ、バランスの悪さ、独特の癖を感じましたが、QT2はとても自然。ナチュラルで気持ち良いサウンドです。

音場の広さはカナル型イヤホンとしてはやや広め。音の配置も絶妙で、各音色が上下左右にバランス良く綺麗に整理し配置されている印象。近い音は近くに、遠い音は遠くに、奥行きの表現も正確です。ボーカルがやや前方なのも聞きやすさに寄与していると思います。各楽器、ボーカルが窮屈さを感じず伸び伸びとしていて好印象です。

音のバランスは、若干低音寄りのフラットな印象です。近年流行りのチューニング。低音は量も結構あり結構下の方まで出ていますがボワッとせず程々に締まっているので他の音域を邪魔せずいい感じです。アタック感も良く輪郭も掴みやすく上々な質感だと思います。

ボーカルは前述の通りやや前方。近すぎず遠すぎず、ちょうどよいところに定位しています。少々ザラッとした質感。刺さりとかはありません。

高音は刺激的ではないですが、キレも良くほどよい感じ。前述の通り配置が絶妙なので例えばシンバルのマイキングがどの程度の距離なのか。ドラマーがシンバルのどの辺りをどんな感じで叩いているのか。くらいは掴めそうななかなかの解像っぷりです。

もちろん、ハイエンド機と肩を並べることはさすがにできませんが、多くの人にとってこれ以上必要ないと思わせる無難さがあるように思えます。少なくとも私にはそう思えました。

 

最近はサボっていましたが、このイヤホンはいいなと思えるポイントが多いのでジャンル別にレビューしてみたいと思います。

 

ジャンル別レビュー

ROCK・・・★★★★☆

ベタなところで、Daft PunkのGet Luckyを聴いてみました。とても音場が広く感じます。音の分離が良いのでこの曲のようなタイトなリズムのトラックはとても気持ちが良いです。低音域も良く出ていてノリよく聴けます。Pharrell Williamsのボーカルもヌケが良く気持ちが良いです。ファンキーなギターのカッティングがもう少しキレキレで聴けると更に良いんですが、そこまではチト厳しいです。

 

神聖かまってちゃんのイマドキの子を聴いてみました。

現代的コクトーツインズというか、日本版チルウェーブというか、小さくまとまりがちな日本のロックアーティストの中で未だに尖りまくっていて、いいです。とてもカッコよい曲で気に入っています。

マイブラ的にシュワシュワと歪んだギターとシンセ、ペラッペラのボコーダーボーカル、カッチカチに締めたハイハットが幾重にも重なっているので中高音がゴチャッとしがちな曲ですが、音の分離の良さはさすが。スッキリしてとても聞きやすいです。

 

CHAIのアイム・ミーを聴いてみました。

この曲は歪んだベースがかなり支配的で、日本のメジャーアーティストとしては、だいぶピーキーなミックスで、関わってるスタッフは楽しそうだなと思えるとてもイカした曲です。

音には全く関係ないですがMVやアー写などビジュアル面でもかなり尖っていてこちらでも関わっているスタッフはとても楽しいんじゃないかなと思います。こういう商業と作家性のバランスが良いアーティストがどんどん増えてくると日本の音楽業界ももっと良くなるんじゃないかなと思ったりしたり。

ピーキーなミックスなので安物のイヤホンやヘッドホンで聴くと、どこかしらか聴きづらい部分が出てくるものですが、QT2の場合はなんのその。迫力よく、キレよく聴くことが出来ます。能力が高いな。と関心します。

 

ロックに関しては普通に合います。ベースの押し出し感がもう少しあると更に守備範囲が広がると思ったので、4という感じではないかなと思います。

 

POPS・・・★★★★★

18歳の宇多田ヒカルは、そのうちにDistanceも抱きしめられるようになれるよ。ってとんでもなく達観してたのに、 24歳の宇多田ヒカルは、僕の世界消えるまで会えぬなら君の側で眠らせてどんな場所でも結構 ってbeautiful worldでは全く間逆な感じなわけです。成長するってこういうことか、逆に。ってドキッとしちゃってbeautiful worldは好きな曲なんですけど。宇多田ヒカルラバーなんですけど。

話逸れまくりましたが、スタンダードなハウストラックなこの曲。さすがに低音が良く出るこのイヤホン、いい感じです。ボーカルも凹むことなく、気持ちよく聴くことが出来ます。他にもDAOKOとか三浦大知など聴いてみましたが、四つ打ちでノリが良い曲との相性は良いと思いました。

 

色んな曲でネタにされまくっている西野カナ。私は西野カナ結構好きで、なんで好きかっていうと、趣味っぽいから。例えば、このDarlingという曲はカントリー風。日本で女性シンガーなら鉄板なR&Bから結構ズレてる曲が多いんですよね。世界観も秀逸で、ディズニー映画の曲っぽく分かりやすくてファンシーで可愛い。何かと叩かれますけど。この曲とかトリセツとかもそうですけど、ラプンツェルの劇場曲でもなんの違和感もないですからね。西野カナすごいぜ。

かなりアコースティックな曲で比較的ミニマルな編成。誤魔化しが効かないほうだと思いますが、モニター機とは質は違いますがクリアで丁寧でピュアだなと思います。

 

ポップスも普通に得意だと思います。

 

アイドル・・・★★★★☆

ももクロの笑一笑 ~シャオイーシャオ!~を聴いてみました。AKBもそうですが、アイドルソングって全域出すぎているというか、ハイファイすぎちゃって逆にチープ聴こえるのなんででしょうか。この曲もそんな感じなんですが、ちょっとボーカルが遠く感じます。聞く曲はアイドルソングがほとんど。というような方はもっと中音が強調されるイヤホンのほうが楽しいんじゃないかな。と思います。とはいえこのイヤホンなら無難に聴くことが出来ると思います。

 

R&B、HIPHOP・・・★★★★☆

SYDのBodyを聴いてみました。The InternetのVo.でもあるSYDですが、ハスキーなウィスパーボイスが特徴の人で、個人的にこの人の声が大好きなんですが、空気を多く含んだ声の表現はしっかり出来ています。リバーブ成分が前方に綺麗に流れていくのも聞きやすく好印象です。高級機のように艶があるわけでもキラキラしているわけでもないので普通っちゃあ普通なんですが、優等生的に丁寧に出してくれている印象。

ダビーで激重なクラブで聴いたら気持ちよさそうなトラックですが、ヘッドホンのような超重低音とまではさすがにいきませんが、カナル型イヤホンとしてはかなり下まで出ていて迫力は充分に思います。

 

 

Tyler, The Creator の Who Dat Boyを聴いてみました。ダークでハイファイな今風なサウンドの曲です。

低音盛り盛りの現代のHIPHOPに関しては、もっと低音マシマシなイヤホンの方が良いと感じる人も多いかなと思います。個人的にはQT2の低音で充分ですが。

 

HIPHOP〜R&Bに関しては、とにかく重さが欲しい。という尖ったユーザー以外であればある程度満足できるバランスではないかなと思います。

 

Techno、Electronica・・・★★★★☆

アメリカのオタクって感じの風貌で親近感を覚えるBathsのサイドプロジェクトGeoticのActually Smilingを聴いてみました。浮遊感たっぷりのアンビエントテクノ。90年代中頃のエイフェックスツインを彷彿とさせる美しいメロディーの曲で朝のドライブに合う感じ。

リズムトラックは最低限の音圧でシンセやボーカル等の上モノで聴かせるタイプの曲で、もう少し高音がピーキーなくらいのほうが気持ちよく聴けるかなと思いますが、高音の解像度は良いので悪くはないです。ただ、低音が良いイヤホンなので、低音がガンガン出ているトラックの曲のほうが合いそうです。

 

JAZZ・・・★★★★☆

Leroy HutsonのCool Outを聴いてみました。まあ、JAZZというよりレアソウルとかそのへんのジャンルなんでしょうけど。

重心低めで煙ためな曲ですが、こういう曲は得意ですね。重めのJAZZ〜FUNKなんかも同様に良い感じだと思います。

 

Roy AyersのFeel Like Making Loveを聴いてみました。

古い音源かつビブラフォンの倍音が激しい曲なので生半可なイヤホンではなかなか上手に聴くことが出来ない曲ですが、少しだけ中音〜高音に繋がりの悪さを感じるような気もしますが、悪くはないです。まあ、こういう曲はDD一発の中域に元気のあるイヤホンのほうが無難に聴けて良いような気がしなくもないです。

 

低音よりのフラットで音の見通しが良いので、オールジャンルそこそこ楽しめる優秀なイヤホンだと思います。特に日本のロックやポップスとの相性はよく感じました。

 

まとめ

褒めまくりましたが、低音が良く出るバランスの良いイヤホンで、特に大きな欠点のない優秀なイヤホンだと思います。JVC HA-SD70BTのレビューのときもそうでしたが、オールジャンルそこそこ聴けるイヤホン、ヘッドホンはそこまで予算のない私としてはかなりありがたい存在。

多くの人にオススメできるナイスな機種だと思います。

 

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